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ネットサービスにおける商圏について その2

ネットサービスにおける商圏について その2

前回のエントリーでは、商圏の違いがビジネスのあり方と性格を決めるのだ、というような話を書きました。

第一次商圏・・・半径2キロとか3キロ。コンビニとかガソリンスタンド。多店舗展開が成長のキー。
第二次商圏・・・料亭やホテル、旅館など。イベント設計と顧客コミュニケーションが重要。
第三次商圏・・・テーマパーク。投資体力と世界観、テーマの懐の深さ。

で、僕はネットビジネスにも、商圏があると思うんですよね。
第一次商圏メディア、第二次商圏メディア、第三次商圏メディア。

第一次商圏メディアというのは、まさに検索ワードから飛んできたユーザーのトランザクションに入り込み、情報を差し込む。
まあ、アフィリエイトサイトとかブログとか、そういうやつですな。
これはもう、大量ワードに対応する多ページ制作、というのが正解の戦略。
というか、それしかない。
リファラーを読んで、とかワードごとに、とか施策は色々あるけれど、大量ページが全ての基本であることは間違いない。

第二次商圏メディアというのは、カテゴリポータルですね。
グルメとかレシピとかCGM系も含めて、諸々あります。
機能アプリとかシチュエーションアプリとかもこれに入るんじゃないかな。
これは、先行性とテーマやコンセプトの斬新さ、あとはユーザーを巻き込む仕掛けのうまさ、でしょうか。
リアルビジネスと同じ、ユーザーとのコミュニケーションをどうとるか、がサービサーに求められるものなのではないか、と思います。

で、第三次メディアというかサービス。
いわゆるプラットフォームと呼ばれるものですね。
これこそ、リアルのそれを同じく、世界観、サービスとしての斬新さ、懐の深さみたいなものが必要。
ユーザーを初期に集める展開力も大事だと思います。
当然、投資体力も、第一次、第二次と比べると圧倒的に必要になってきます。

さて。
リアルサービスにおいて、クリーニングチェーンがテーマパークをやることなど、ほぼないですね。
ビジネスの強みの根幹が違うから、だと思うのです。
(昔は、鉄鋼会社がテーマパークをやったりありましたが。。)

でもネットにおいては、焼肉屋がディズニーランドを作る!というようなことが起きているような気もするんです。
その意気やよし、もちろん自由です、全く悪くはない。
ただ、ネットサービスと全部一緒にしないで、ネットで何を実現したいのか、どういうものを作りたいのか、そういうことをつめるのも大事なんじゃないかと、最近思うわけです。

まあ、御託並べる暇があれば、どんなもんでも作って検証してやりぬけ、が実際には成功の肝なんでしょうけどねえ。。(細かいとこ突っ込まないでね)

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