コラム

An Independent LIfe

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ヴィターリー・カネフスキーというロシアの映画監督を教えてくれたのは、香港であったロッキーという青年だった。本名は知らない。六樹だか録樹だかの本名で、みんなはロッキーと呼んでいた。

その日は香港返還の3日前で、バックパッカーの僕らはチョンキンマンションの屋上で酒を飲みながらへべれけになっていて、同じくへべれけの彼らと出会ったのだった。

遠くで光る香港の夜景を見ながら、いつしか好きな映画の話になり、彼はカネフスキーという監督の名前をあげたのだった。”動くな、死ね、甦れ!”という風変わりなタイトルの作品で50歳台で彗星のように映画界に登場したカネフスキーの経歴を嬉しそうに話しながら、

「でもね、

「俺が好きなのは、2作目のタイトルなんだ。

邦題は、”ひとりで生きる”って言うんだけど、俺が好きなのは、英語のタイトルなんだ」

一つの言葉が人生を支えることがある。

そのとき、自分の人生に、ふらふらとどうしようもなく揺れていた僕にとって、その言葉は魔法のように染み込んで、その言葉のように独立した人生を送りたいと思ったのだった。

それは人とコミュニケーションすることや共生することを否定するのではなく、自分自身を受け止め、独立独歩で歩いている、そういう自分をイメージできた気がした。
そして、その言葉はそのあとの僕の数年間を支えてくれたマジックワードだった。

言葉で支えられる人生など軽いのかもしれない。
でも、自分を奮い立たせるために、言葉しか持てないくらい必死で生きてる人間を僕は愛します。

その言葉をこのブログのタイトルにしてまずは始めてみようかと思います。

続くのか??

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