【キャンバス広告】キャンバス広告によって簡易化する、スマホのフルスクリーン訴求に大注目!【Facebook/Instagram】

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今回ご紹介する、Facebook/Instagramにおけるキャンバス広告は、スマートフォンのフルスクリーンを用いた訴求を、これまでより簡単に行えるフォーマットです。

従来、スマートフォンにおいてフルスクリーンのクリエイティブを用いる場合は、動画・画像素材と他フォーマットとの互換性が低いことから、導入が難しい印象を持たれがちでした。ですがキャンバス広告は、単純な設定で簡単に導入することができます。また、コンバージョン広告の効果改善も期待できるため、購入目的や登録目的などといったCPAを目標に運用をされる案件では、ぜひ取り入れていただきたい機能の1つです。

キャンバス広告とは

これまでユーザーが広告をクリックした後、遷移先リンクの読み込みが遅かったり、モバイルに最適化されていなかったりすることが多々あり、ユーザーのイライラを引き起こしていました。ページの読み込みの遅さが、クリックされた広告からの離脱理由に繋がっていることも分かっています。

この問題の解決のために導入されたのが「キャンバス広告」です。Facebook/Instagramの中でウェブページを組み立てるため、Facebook/Instagramのシステム内でページを完結することができます。これが読み込み速度の改善に繋がっているのです。

タイムラインにおけるキャンバス広告の見え方

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タイムラインやストーリーズ上でのキャンバス広告は、クリエイティブのみ表示されます。通常の投稿と異なるのは、上図左の赤丸部分のように、キャンバス広告の場合はクリエイティブと見出し部分の間に上向きの矢印が表示され、リンク先への展開が示されていることです。矢印と同時に、4秒間だけ「タップして開く」の文言が出てくることで、ユーザーのクリックをさらに誘発します。

これまでは別途リンク先を用いることで、ウェブページへ遷移するしかありませんでした。ですがキャンバス広告により、Facebook/Instagramのそれぞれに存在している、静止画・動画、カルーセルやテキスト、CTAボタン(リンク先遷移ボタン)そしてヘッダーを組み合わせることで、LPやウェブサイトの再現と、フルスクリーン訴求が可能になりました。

キャンバス広告は、各要素の組み合わせで出来ている

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上記のようないくつかの要素をつなぐことで1枚のキャンバスページが作成できます。テキスト、画像などといった要素は、キャンバス内で複数回使用でき、それぞれ別のテキストや画像を設定することも可能です。

画像、ビデオ(クリエイティブ)の要素では、フルスクリーンのクリエイティブの利用も可能です。縦のサイズをスマートフォンの画面のサイズに合わせて、画面をめいっぱい使った訴求を行うことで、ユーザーたちはその世界観に夢中になります。

まとめ

同じウェブページの構成であっても、キャンバス広告に落とし込むことで、最大10倍ほど早く読み込まれます。この結果ユーザーは、読み込みの待ち時間というストレスを感じづらくなることや、また、フルスクリーンで画像や動画が見られることによりスマートフォン上で、没入感のある体験をすることができます。

さらに広告配信においても、Facebookの広告配信ロジック内に遷移先ページのダウンロード時間が指標として組み込まれているため、キャンバス機能の利用はアドバンテージとなります。

ユーザーにキャンバス内で夢中になってもらうために、もし表示サイズの大きな動画などがある場合は、ぜひ入稿することをおすすめします。画面を占有するクリエイティブで、ユーザーに対して製品やサービスを印象付けましょう。
弊社でも実際に、運用させていただいている広告の多くがキャンバス広告を導入しており、効果も良好な傾向にあります。
広告出稿側も、その広告を見るユーザーたちにも利点のあるキャンバス広告をぜひ活用してみてください。


本記事は一部、Facebook社によって提供されているレファレンスを参考に作成しています。