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ご存知の方もいるかもしれませんが、Facebookでは今月よりニュースフィードのアルゴリズム変更を予定しています。新年のタイミングでの変更になりますが、このアルゴリズムの変更点にはどのようなものがあり、この1年私たちのビジネスにどのような影響を及ぼすのかをチェックしてみましょう。

Facebookは近日中のアルゴリズムの変更によって、特定のブランドの投稿につながらないように制限をかけると発表しました。対象は、特に「宣伝のやりすぎ」と見なされた特定のブランドの投稿についてですが、その基準として、特にこれら3つの要素が挙げられます:

  • 商品の購入やアプリのダウンロードをひたすら勧める内容
  • 実際のやり取りがない中、販促コードや宝くじ番号などの入力を勧める内容
  • 広告と全く同じ内容のものを使用した投稿

それでは、これらのブランドの投稿記事から、私たちがこれから注意すべき点を見てみましょう。

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今回の変更について、新たな理由は何もありません。ただ、Facebookはユーザーのエンゲージメントを高めたいだけなのです。ある友人の投稿に対するエンゲージメントは高いけれども、他はそうでもなかったりしますが、Facebookはエンゲージメントにつながりそうな記事をできるだけ多くフィードしようとしています。

これは、ブランドからの投稿でも同じことがいえます。「エンゲージメントの低いブランド」とされているものは除外されます。そのブランドがフィードされない代わりとして、広告が表示されます。そして、ユーザーが広告をクリックすれば、その分はFacebookの収入となるのです。

賢いブランドへの影響はほとんどない

多くのブランドにとっては、今回の変更による影響はそれほどないと考えられます。これまでのアルゴリズムのアップデートを見てみると、投稿へのリーチはエンゲージメントと関連していることが分かっています。よって、コンテンツで積極的な販売促進を行うことが必ずしもエンゲージメント率を上げるとはいえないのです。

これまでファンを獲得し売り上げを増やすことばかり考えてページ運営をやってきたのでなければ、ブランドにとって「これまでのやり方は正しかった」というサインだととらえていいのではないでしょうか。

Facebookでのコンテンツ収入を上げていきたいと始めから取り組んでいる方にとっては、このことは特別なアドバイスというより当たり前のことかもしれません。 アルゴリズムはほとんどが謎に包まれたままですが、特に販売を中心とするコンテンツでは、投稿内容からFacebookが引用したものを「不良投稿」と見なされることがあります。たまに「過剰営業コンテンツ」とされるぐらいだったとしても、これが影響して、あなたの投稿全てへのリーチ低下を招く可能性も十分に考えられるので、気をつけた方がいいでしょう。

あなたがFacebookでできることは、ユーザーのエンゲージメントにつながるよう調整し、ファンとの会話や手助けなどを通じて、最終的にファンが自ら喜んであなたの別のWebチャンネルを訪問するよう導くことなのです。

フレーミングへの着目

ただ投稿するだけなら何も気にしなくてもいいでしょう。しかし、エンゲージメント率を上げることを目的としているのであれば、ファンのことを知る必要があります。ブランドについてどんなことを発信すると、ファンが興味を持ち、喜ぶでしょうか?これらについてしっかり考えておきましょう。

二つのタコスを例にとってご説明します。

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どちらもおいしそうですね。しかし、新しいアルゴリズムでは、一つ目の投稿にある発表文のほうが、二つ目のものよりも親しみやすいとされ、多くのリーチにつながっています。二つ目のタコスの広告ひとつ取っても、多くの人にみてもらうためにはお金を払わなくてはいけない時代なのかもしれません。

リーチにつなげるために

これは、Facebookのユーザーがより多くのエンゲージメントを得続けられるよう、ちょっとした調整を行うようにも見えます。Facebookがこのような変更を行うたびに、ブランドからの悲鳴が聞こえてきましたが、ビジネスグループが本当に世間から遠ざけられるなどという事態は考えられません。

しかしながら、否定的な反応についてもある程度理解できます。Facebookのリーチに関する不明瞭さ、そして毎回の変更に対応しなくてはならないことから、ブランドにとってもストレスが溜まっているのは事実でしょう。

画像:ジュリアスキーライティス/Shutterstock.com.
記事出典:Facebook algorithm changes: What they mean for brands/Social Times