Pocket

前回、Facebook広告のテストで、【oCPM配信】によってより高い効果を上げられるということをお伝えしました。今回は、また新しいターゲット配信方法【類似者配信】についてお話したいと思います。

まずは、Facebookで主なターゲット配信方法を整理しておきましょう。

① 通常配信

広告の目的、年齢、性別、趣味・関心、地域などの条件を入力すれば、条件に該当するユーザーに配信される。

② リターゲティング配信

以前、指定したサイトに一度訪問したことがあるユーザー、もしくは、配信された広告にアクションを起こしたユーザー(例: 動画広告が配信されたユーザーは動画を再生すれば、リターゲティングの対象となる)に配信される。

③ 類似者配信

Facebook側が独自のアルゴリズムで、アクションを起こしたユーザー(例: コンバージョン、Facebookページへのいいね!、サイト訪問等)と行動パターンが「似ている」と判断されたユーザーに配信される。

類似者配信をするためには、アクションを起こしたユーザーの傾向データをFacebook上で蓄積する必要があります(広告の目的がコンバージョンの場合、コンバージョンした人のデータを蓄積する)。一例として、弊社がコンバージョンする人のデータを蓄積するために行っている方法は、主に次の2つがあります。

1. 製品LPにFacebookのコンバージョンタグを設置し、購入者情報を自動的に集める

購入完了ページでコンバージョンタグを設置

→コンバージョンタグはFacebook広告から訪問したユーザーに反応

→Facebook側で購入者の情報を蓄積

2. 顧客リスト(既存購入者情報)からメールアドレスまたは電話番号をFacebookに登録

メールアドレスまたは電話番号を、広告代理店や広告主がFacebookに登録

→Facebook側が登録された情報をハッシュ化(データを置き換え)しユーザーを合致させる

→合致したユーザーの情報を購入者情報として蓄積

※登録できる情報は、メールアドレス、電話番号、FacebookのユーザーID、モバイル広告ID(モバイルアプリ開発者がアプリ利用者を特定するためのID)

そして、蓄積されたデータを元に、その行動パターンが似ている人(類似者)に向けて広告が配信されるのです。

各ターゲット配信の違いが分かったところで、今回は【通常配信】と【類似者配信】の数値を比較検証したいと思います。同じ広告原稿を【通常配信】と【類似者配信】とで配信し、A/Bテストを実施しました。

【事例1】スキンケア商品の場合

目的: 商品購入

スキンケア

CTR 通常配信 < 類似者配信  その差 1.2倍

CVR 通常配信 < 類似者配信  その差 4.6倍!!

【事例2】ウェブサービスの場合

目的: 会員登録

ウェブサービス

CTR 通常配信 < 類似者配信  その差 1.03倍

CVR 通常配信 < 類似者配信  その差 1.2倍

すでに商品を購入しているユーザーと属性が似ているユーザーに配信する方が、ランダムに配信されたユーザーよりも効果が高いという結果が出ました。 新たにターゲットを設定しなくても類似者配信は自動的に効果の高いユーザーに配信してくれるのです。

しかし、類似者配信の広告を配信するためには、まず購入者情報を蓄積していることが重要なため、通常配信やリタゲ配信と上手く組み合わせて使うと良いですね。

今後、試してみてはいかがでしょうか?